レバレッジとは、”てこ(レバーlever)の作用”のことで

本来は、自己資本以外に他人資本を使うことで、

利益率を高めること という意味です。

別名 ギアリング(gearing:歯車)※ で意味は同じである。

※ ワラント取引などで用いられます。

このレバレッジでの取引に対し、自己資本のみを用いる取引を

”現物取引”という。


実際の投資活動では、

FXの場合、自己資本(証拠金)に対しその数倍から数百倍の

取引が可能になること。

※ 日本では、レバレッジ規制(現在25倍まで)があるが

海外では規制がない


例えば、1ドル=100円の場合、

1万ドルのポジションを持つのに100万円必要になるが、

この”レバレッジ”を利かせれば

レバレッジ 2倍 であれば、 100/ 2=50万円

レバレッジ 10倍 であれば、 100/10=10万円

で1万ドルのポジションを持つことができる。

※ 各証券会社により証拠金率の制限があるので、事前確認する事。


このレバレッジ取引は、自己資本の X倍の取引ができますが、

ハイリスクハイリターンの取引になる。


例1) 証拠金: 10万円  レバレッジ:10倍

1ドル=100円で1万ドルの買いポジションを持った場合


1ドル=100円 →110円 の円安になった時、

(110-100)x 1万単位 = +10万円

10万円の資本で 10万円の利益を出せることになります。


しかし、逆に

1ドル=100円 → 90円 の円高になった時、

( 90-100)x 1万単位 = -10万円

10万円の資本で 10万円の損失、

つまり資本を全て失うという事になります。


このようにレバレッジ取引は、

ハイリスクハイリターンになるので、

ポジション量を調整した資金管理が必須となります。


参考記事

→ 『ポジション量の決め方』