『投資苑』シリーズの中で推奨している資金管理方法について
エルダー博士は、投資家が資金を失って退場する特徴は
① サメに噛まれるような一噛みで致命傷を負うパターン
② ピラニアに小さくたくさん噛まれるパターン
この2つがあると言っております。
その中で、上記のパターン①の対策である
”2%ルール”についてここでは紹介したいと思います。
2%ルールとは、
1回のトレードの許容損失額を総資金の2%以内にすることです。
つまり、トレードで使う全ての資金(総資金)の金額から
トレード前にいくらでエントリーして
いくらで利益確定 または ロスカットをするかトレードプランを立てますが、
エントリーからロスカットまでの値段から
許容損失額(総資金の2%)が固定されているので
どのくらいのポジション量を持っていいかを逆算します。
(ポジション量)=(許容損失額)/(買値-売値)
ということになります。
具体的な例を挙げると
総資金 100万円
買値 1000円
売値 800円 (ロスカットの値段)
このような場合、
許容損失額は、総資金の2%なので
100万円 x 2% = 2万円
つまり、1回のトレードで2万円まで負けてよいことになります。
そして、ポジション量ですが
(ポジション量)=(許容損失額)/(買値-売値)
= 2万円 / (1000-800)
= 1000
今回の例の場合は、
1000円でエントリー 800円でロスカットならば
ポジション量は、1000株までなら持っていいという事になります。
この2%ルールを守るのであれば、
全部資金が無くなるまでに 50回負けることができることになります。
さらにもっと大切なことは、
この程度のポジション量でかつ負けたとしても2%までであれば、
精神的につらくないというところが重要です。
値動きにハラハラドキドキして、仕事や家事に集中できない
四六時中値段が気になって、ずっとチャートを見ていないと気が済まない
と言ったような状況ではなくなると思います。
ドキドキするということは、ポジション量が大きすぎることなので、
この2%ルールを守って、計画的にトレードをしていけば
常勝トレーダーの仲間入りはすぐそばだと思います。
この内容を詳しく学ぶことが出来るのは、
・ 『DVD トレード成功への3つのM』
・ 『書籍 投資苑』
・ 『書籍 投資苑2』