バルサラの破産確率とは、ナウザー・バルサラさんという数学者が
考案した、トレードを繰り返して資金が底をつく確率になります。
参考記事
この記事の中で、リスクリワードと勝率のバランスが大切だ!
と言うことを述べたのですが、今回はより具体的なお話です。
損益分岐点(プラスマイナスゼロ)だけで考えると
このようになります。

リスクリワードが、”1.8”あれば、
勝率は、36%以上であれば勝てる
逆に
リスクリワードが、”0.1”しかなければ、
勝率は、91%以上ないと勝てない
ということになります。
そして、このバルサラの破産確率は、
このようになっております。

この表によると、先ほどの
リスクリワード(ペイオフレシオ)が、1.8なら
勝率36%で、トントンになるということですが、
破産する確率をゼロにするには、
勝率が60%以上必要になると言うことになります。
ちなみにこの表だと、
リスクリワードが、1(勝ちも負けも同じ)場合、
トントンになるには、勝率50%ですが、
破産する確率をゼロにするには、
勝率が70%以上必要になると言うことになります。
この表は、よくネット上で見かける表ですが、
さらに細かいことを言うとオリジナルの破産確率は、
リスクにさらす資産の割合も加味しなければいけないので、
不正確だとも言われております。
まー我々は、数学者ではないので、何が正しい理論なのか?
それを追求するよりも
リスクリワードと勝率のバランスが大切であること
そして、どのくらいの状態であれば、破産確率を低く出来るか
ということを理解しておけばよいと思います。
※ 何が正しい理論か? 知りたい方は、
こちらの文献がオススメです。