テクニカル指標のひとつ、”ピボット(Pivot)” について

教科書的な説明をします。


ピボット(Pivot)とは、前期間の高値/安値/終値よりサポートとレジスタンスを算出する

RSIの考案者であるJ.W.ワイルダー氏によって発表されたテクニカル指標です。


ピボットの計算式は、

P=(高値+安値+終値)÷3

【レジスタンスライン】

R1=P×2-安値

R2=P+(高値-安値)

R3=R1+(高値-安値)


【サポートライン】

S1=P×2-高値

S2=P-(高値-安値)

S3=S1-(高値-安値)


端的に言うと

前期間(前日)の高値と安値の差をベースに、次の日の値幅を注意しよう

と言ったものです。


Rとは、Resistance で”抵抗”という意味

Sとは、Supportで”支持”という意味

それぞれ3本ずつあり、数字が大きくなるほどより抵抗線(または支持線)として

強く機能します。


下のチャートをご確認ください。

ピボットラインを中心に

上に抵抗線であるR1,R2,(さらにR3)ライン

下に支持線であるS1,(S2,S3)ライン

が存在します


このピボットの使い方としては、これら抵抗線や支持線で

反発するという特徴を用いて

そのライン付近で逆方向のポジションを持つ逆バリ的な使い方

または、すでにポジションを持っている場合は、

直近のラインまで伸びると読んで決済の目安にする使い方

があります。

(個人的には逆張り的な使い方より順張り的な使い方をします。)


しかし、必ずこの抵抗線や支持線で反転するというものではないので

過信しすぎないようにしてください。


しかしサポートやレジスタンスを意識することはトレード成績を上げるために

役立つと思われますので覚えておいてください