投資を行う上で活用する 

 テクニカル分析、さらには酒田五法の基本

 ”ローソク足” について述べます。

『ローソク足ってどんな物??』

 投資は、市場のザラ場(取引時間)内に値段の

 上限・下限がありますが、それらを視覚的にとらえやすく表記したのが、

 この”ローソク足”です。

酒田五法,ローソク足,陽線,陰線,上ヒゲ,下ヒゲ

 例えば、1日の値動きをあらわすローソク足は、”日足”と呼ばれます。

 そして、上記の図の単語の意味は、、、

 ・始値: 取引時間内の開始したときの値段。 (別名、”寄付き”)

 ・高値: 取引時間内で一番高いときの値段。

 ・安値: 取引時間内で一番安いときの値段。

 ・終値: 取引時間内の終了したときの値段。 (別名、”大引け”)

 ということになります。

 図の左側。 始値 < 終値 (終値が始値より高い)の場合

 ローソク足で 白い棒で表現します。

 これを、”陽線” と呼びます。

 逆に図の右側。 始値 > 終値 (終値が始値より安い)の場合

 ローソク足で 黒い棒で表現します。

 これを、”陰線” と呼びます。

『ローソク足の部位の呼び方』

 この図を見てください。 説明します。

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 ローソク足は、3つのパートからなる構造をしています。

 1、上ヒゲ・・・”始値(陰線の場合)または終値(陽線の場合)~高値”の部分。

 2、本体 or 実体・・・”始値~終値”の部分。

 3、下ヒゲ・・・”始値(陽線の場合)または終値(陰線の場合)~安値”の部分。

 となります。

 ※本体のない(始値と終値が同じ値段)ものは、

  ”十字線”(または”迷い線”)と呼ばれます。(図の右側)

 これら、ヒゲ(上ヒゲと下ヒゲ)と本体の長さは、深い意味があります。

 (その説明は後ほど。。。)

 重要なのでこれらの事を記憶して置いてください。

『ローソク足から値段の動きを読み取る』

 先ほどのローソク足の図をもう少し視覚的に表現してみます。

陽線 パターン1

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 寄付き(始値)から値段は勢いよく上昇。 (始値→高値)

 その後下げ始める。 (高値→安値)

 その後再び盛り返して高く引ける。 (安値→終値)

陽線 パターン2

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 寄付き(始値)から下げる。 (始値→安値)

 その後、勢いよく高値まで上昇。 (安値→高値)

 しかし勢い尽きて、最後に少し下げる (高値→終値)

陰線 パターン1

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 寄付き(始値)から少し上げる。 (始値→高値)

 しかしその後、勢いよく安値まで下落。 (高値→安値)

 最後に少し反発(上昇)。 (安値→終値)

陰線 パターン2

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 寄付き(始値)からすぐに下げる。 (始値→安値)

 その後、急激に値段を戻し高値まで上昇。 (安値→高値)

 しかし勢い尽きて、最後に反落(下げる)。 (高値→終値)

 このようにローソク足から 値段の動き(株価)を読み取ることができます。

 テクニカル分析酒田五法を用いる場合は、

 このローソク足の読み方は必須事項です。

 慣れるまでは大変でしょうが、がんばってください。