人気講師・小次郎講師の

『移動平均線大循環分析』シリーズの第四巻 <応用編 大循環MACDへ>

の中で紹介しているEMA(指数平滑移動平均線)の特徴について

シェアしたいと思います。


EMA(指数平滑移動平均線)は、SMA(単純移動平均線)に比べ

・反応が早い

・価格変動がなめらか

という特徴があり、

EMAは、直近のデータにより重点を置いた平均値である。


例を挙げますが、5日平均線が1000円、新しい値段が1100円の場合

5日平均線は上向くか下向くか?

SMAの場合は、下向く可能性があるが、EMAの場合は、上向きます。


この図にあるとおり、SMAの場合は単純に5日分の平均値なので

新しい値段のつく前の平均値(A+B+...E/5)が、1000円で

新しい値段である1100円が次の計算式のFに入った場合

A>F であれば、平均値は下がることになる。

しかし、EMAの場合は、この図の計算式のように

昨日の平均値(EMAy)と本日の値段(P)を用いて計算するため

直近の値段に重点を置いているため、平均値は1000円→1033円になり上向く


また、このEMAは、昨日の平均値と当日の値段さえあれば

簡単に何日移動平均線でも計算できる。

この図の例で1000日EMAを計算したければ

(1000x999+1100x2)/1001=1000.199

となり、1000日EMAだとしてもわずかですが、上向きになります。


またこの内容の詳細は、こちらで詳しく学べます。

『移動平均線大循環分析 第四巻 <応用編 大循環MACDへ>』